提供 : AIフィールドパートナー ― AIのよろずや AI活用ガイド Vol.7

メタ認知の活用

同じ質問でも、伝え方ひとつで返ってくるヒントの精度が変わります。その鍵になるのが「メタ認知」です。

メタ認知とは

「自分が何を理解できていて、何を理解できていないか」を、一段上から把握する力——これを「メタ認知」と呼びます。勉強の得意な人は、この力を自然に使っています。自分の分からない場所が分かっていれば、そこだけを勉強すればいいからです。

AIへの質問は、このメタ認知のトレーニングになります。「どこまで分かって、どこから分からないか」を言葉にする作業そのものが、自分の理解を一段上から見る練習だからです。しかも、そう伝えると返ってくるヒントの精度も上がる——一石二鳥の使い方です。

1

「どこまで分かったか」を先に伝える

「わからない」だけで質問すると、AIは最初から全部を説明し直します。「ここまでは分かった。ここからが分からない」と伝えると、分からない場所にピンポイントでヒントが当たります。

精度が上がりにくい例

二次関数がわからない。

精度が上がる例

二次関数で、グラフの頂点を求めるところまではできた。そのあとの、最大値・最小値の場合分けが分からない。

2

途中まで解いたものを、見せる

解いている途中のものがあるなら、整理せず、やったことをそのまま話してください。「ここまではこう計算した。次にこうしようとして止まった」——この程度で十分です。AIは「どこで道を外れたか」を見つけて、そこからのヒントを返します。

間違っている途中式を見せるのは、恥ずかしいことではありません。むしろ間違いの場所が分かるので、いちばん早く進みます。
3

ヒントで解けなかったら、そう言う

もらったヒントでも分からないときは、遠慮せず「そのヒントでもまだ分からない。○○のところをもう少しくわしく」と返してください。分かるまで、何回でも付き合ってくれます。

人間の先生に「まだ分かりません」を3回言うのは勇気が要りますが、AIは何回目でも初回と同じ調子で答えます。遠慮は不要です。

覚えておくと、うまくいくこと